毎日学校に行くのがつらくて、布団から出られない日もあるかもしれません。
朝が来るのが怖くて、心臓が苦しくなることもあるでしょう。
そんなときに「学校行かなくていいよ」と言われても信じられないかもしれませんが、これは本当のことです。
無理をしてまで学校に通う必要はありません。
死ぬなら逃げろです。
命を守ることが何よりも大切なのです。
学校に行けなくなったからといって人生が終わるわけではなく、他の道はいくらでもあります。
自宅でのオンライン学習が可能な高校や大学、検定試験制度、支えてくれる大人、相談できる人が必ずどこかにいます。
学校行かなくていいよとは、あなたの弱さを責めるものではなく、逃げて生きてほしいという願いです。
この記事では、学校に行かなくても生きていける理由と、安心できる逃げ場所について一緒に考えていきます。
学校行かなくていいよ！死ぬなら逃げろ！
学校に行かなくても今の世の中なら、じゅうぶん生きてゆけます。
死ぬほどつらい思いをするくらいなら、学校に行かなくていいです。
学校は命より大切ではない
学校に行けなくなると、自分が弱いのではないかと責めてしまう人がいます。
ですが、学校は命を削ってまで通うものではありません。
苦しさで「死にたい」と思ってしまうほどなら、その状況から逃げることが正しい選択です。
学校行かなくていいよ、という言葉は、命を守るために必要な考え方なのです。
義務教育は「教室に座る義務」ではない
「学校は義務教育だから行かなければならない」とよく言われます。
けれども法律で定められているのは「教育を受ける権利」であり、「学校に毎日通う義務」ではありません。
家庭での学習や別の場での学びでも、教育を受けていることに変わりはないのです。
だから、学校に通えなくても法律違反になるわけではなく、人生が閉ざされることもありません。
無理に行けば心が壊れてしまう
心や体が限界を超えているのに無理をして学校に行き続ければ、うつ病や不安障害など深刻な状態に陥ることがあります。
一度壊れてしまった心を回復させるのはとても時間がかかります。
だからこそ、「行けない自分が悪い」と考えるのではなく、「壊れる前に離れる」ことが大切です。
逃げることは弱さではなく、自分を守るための力強い行動です。
学校に行かなくても人生は続いていく
学校に行けないと「自分の将来は終わった」と思い込んでしまうことがあります。
ですが、人生の道は一つではありません。社会に出れば、高校や大学の名前よりも人柄や経験、得意なことが評価される場面は数えきれないほどあります。
学校行かなくていいよ、という言葉は「あなたの未来は閉ざされていない」という励ましでもあるのです。
学校以外の学び方や出会いがある
通信制高校やフリースクール、地域の学習支援の場など、学校に行かなくても学び続けられる仕組みはたくさんあります。
そこでは同じように悩んできた仲間や、自分を理解してくれる大人に出会うこともできます。
教室だけが世界ではなく、安心できる環境で力を伸ばすことは十分可能です。
生き延びることが最優先
一番大切なのは、今日を生き延びることです。
学校に行けなかったからといって人生は終わりませんが、命を失ってしまったら何も残りません。
死ぬなら逃げろ、という強い言葉は、まずあなたに生きていてほしいからこそ伝えたいメッセージです。
生きている限り、やり直すチャンスはいくらでもあります。
逃げ込むところは幾らでもある！
学校以外に行けるところは幾らでもあります。
オンライン通学なら自宅で全て学習することができてしまいます。
N高・S高・R高のような新しい高校
KADOKAWAとドワンゴが運営するN高やS高は、オンライン学習を主体とした先進的な高校です。
授業はネットを通じて行われ、プログラミングや動画制作、起業体験など、将来に直結する学びを選ぶことができます。
同じ系列にはR高（R高等学校）もあり、さらに多様な学習スタイルを提供しています。
これらの学校は、登校が難しい人でも安心して学び続けられる環境を整えているのです。
高卒認定試験で広がる道
もし高校に通わずに過ごした場合でも、高等学校卒業程度認定試験を受ければ大学進学や就職の道は開けます。
この制度は年に複数回行われ、独学や通信講座、塾を通じて準備できます。
学校に縛られなくても、資格を通して未来を切り拓ける方法は用意されています。
ZEN大学という新しい学びの形
さらに大学進学を考える人にとって注目なのが、2025年に開学予定のZEN大学です。
完全オンラインでの学びが中心で、日本全国どこからでも受講できます。
グローバルな教育プログラムや企業との連携プロジェクトも用意されており、教室に通えなくても高度な学びを受けられる仕組みになっています。
学校に行けない経験を持つ人にとっても、次のステップにつながる大きな可能性を広げる場になるでしょう。
通信制高校という選択肢
学校に通うことがつらい人にとって、通信制高校は心強い居場所になります。
通信制では自宅学習を中心に、提出課題やオンライン授業を通して学びを進められます。
登校が必要なスクーリングは年数回程度に抑えられており、毎日学校に行く負担がありません。
無理をせずに高校卒業資格を得られる制度として、多くの人が選んでいます。
筆者の知人の娘さんの例ですが、高校1年生で嫌なことが起きて学校に通えなくなり、通信制に編入したのですが、今では基本は自宅学習、月に1回の通学で、問題なく通えています。
同じような境遇の友達もできて学校に行くのが楽しいとまで言うようになりました。
安心して相談できる具体的な相談先
主に公的機関になりますが、安心、信頼できる相談先を紹介します。
悩みを一人で抱えずに、相談してみましょう。
文部科学省「子供のSOS相談窓口」
全国の子どもたちが心の重さをひとりで抱え込まないよう、24時間対応の電話相談が設置されています。
一人で苦しむ必要はなく、電話やSNSを通じて気軽に相談できます。
相談すること自体があなたの大きな一歩です。
埼玉県「よりそうみんなの電話・メール教育相談」（18歳まで対象）
埼玉県にお住まい（または在学中）の方は、無料の電話相談（#7300または0120-86-3192）のほか、メールでも相談可能です。
24時間対応の電話相談は、あなたの困りごとにいつでも寄り添ってくれます。
学校内の相談窓口（担任・スクールカウンセラー・教育支援センターなど）
担任の先生やスクールカウンセラーに相談するのは自然な第一歩です。
さらに市区町村が運営する教育支援センター（適応指導教室）は、「学校に行くことが難しい」気持ちを理解しながら、自分のペースで学べる場所として活用できます。
費用がかからず、居場所としても利用しやすい制度です。
不登校専門の家庭教師〖キズキ家学（旧：東京家学・関西家学）〗
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公的・民間相談機関
不登校に関しては、公的機関や民間団体、場合によっては医療機関も相談の窓口として利用できます。
たとえば不登校の背景に発達障害やうつの可能性がある場合は医療的な相談が必要になることもあります。
安心して話せる専門家の力を借りることは、決して弱さではなく、未来を守るための行動です。
地域の児童相談センター・「4152（よいこに）電話相談」など
東京都豊島区などでは、「4152（よいこに）電話相談」といった児童相談センターの窓口もあります。
学校に行きたくないと感じている子ども自身が、誰かに話せる場を持つこと、自分の声を出すことがとても大きな力になります。
NPOによる相談窓口（民間団体が支える安心の居場所）
公的機関に抵抗感があるかた、NPO法人が相談に乗ってくれます。
民間組織ですから、公的なかたぐるしさはありません。
こうした民間組織の皆さんは、あなた方を救いたいという信念があってこのような活動をしています。
認定NPO法人カタリバ「オンライン無料相談窓口」
不登校に悩む子どもやその保護者を対象に、30 分のオンライン面談やLINEチャットでの相談を無料で受け付けています。
子どもに合った学びの方法や居場所を一緒に考えてくれる居心地のよい支援です。
NPO法人はぐくむ
不登校の子どもたちに学習や交流の機会を提供し、地域や学校との連携を通じて登校支援を行っています。
講演会なども開催し、親子の心に寄り添う活動を進めています。
NPO法人 日本フリースクール協会
フリースクールやカウンセリング、留学サポートなど、学校以外の学びの場を探したい場合に頼れるネットワークと相談窓口を提供しています。
認定NPO法人キッズドア
不登校や教育格差に苦しむ子どもや家庭を対象に、学習支援や居場所提供、キャリア教育の機会提供などを行っています。
無料での支援が特徴です。
NPO法人 森の仔じゆうがっこう
不登校やひきこもりなど様々な困難を抱える青少年とその家族に対し、「生きる力をはぐくむワクワクする居場所」として、フリースクール形式で支援する団体です。
定期的な相談会や居場所提供を行っています。
NPO法人 キーデザイン
不登校の子どもやその家族を年間400家庭以上サポートしており、LINEによる相談窓口も開設しています。
気軽に相談できる体制が整っています。
チャット相談サービス「あなたのいばしょ」
若者向けの24時間365日・無料チャット相談。
匿名で利用でき、話したいときにいつでも相談できる安心の環境です（NPO運営）。
その他の相談支援（行政・公的機関との連携も含む）
他にも相談窓口はあります。
ここは、と思ったら利用してみましょう。
不登校支援センター
全国7箇所（札幌、東京、大阪など）で、日本最大規模の臨床データとカウンセリング実績を持ち、親子の悩みに応じたサポートを行います。
初回は無料カウンセリングも可能です。
全国いじめ・不登校支援ネットワーク（親の会紹介）
NPOとして、個別相談はできないものの、各地域の親の会や支援グループなどを紹介してくれます。
地域に根ざした支援につなげやすい窓口です。
「不登校の無料相談窓口一覧」（ココトモ）
全国各地の行政やNPOが運営する相談窓口を約900件まとめた一覧を提供しています。
電話・チャット・対面など相談方法別に絞って探せる便利なサービスです。
学校関係・教育支援センター・こども家庭センター
地元の担任・スクールカウンセラー・教育支援センター、こども家庭センターなど親子双方が相談しやすい公的窓口です。
特に教育支援センターは出席扱いになることもあり、通える安心感も得られます。
不登校専門の家庭教師〖キズキ家学（旧：東京家学・関西家学）〗ダイヤモンド・オンライン
学校行かなくていいよ！死ぬなら逃げろ！まとめ
学校に行けなくなることは、あなたの弱さではありません。
学校行かなくていいよ！です。
生きていく上で立ち止まることは誰にでもあり、そのときに必要なのは「頑張ること」ではなく「安心できる居場所を持つこと」です。
今はまだ視界が暗く感じるかもしれません。
けれど、学校だけがすべての世界ではなく、N高やR高、ZEN大学のように自宅から学べる教育の場もあります。
また、NPOや行政の相談窓口を通じて、あなたを理解し支えてくれる人たちに必ず出会えます。
「自分の居場所なんてない」と思ったとしても、それはただ見つかっていないだけです。
探す方法が分からなければ、ここで紹介した相談先を利用してみてください。
誰かと話すことが、閉ざされた心を少しずつ解きほぐすきっかけになります。
そして何より大切なのは、あなたが生きていてくれることです。
学校行かなくていいよ
学校に行けなくても、夢や可能性は消えません。
あなたを待っている未来は、これから形を変えて広がっていきます。
どうか一人で抱え込まずに、まずは小さな一歩を踏み出してください。
あなたの人生は、あなた自身が選んでいいのです。
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