ここ7~8年ですが2024年現在、日本では全国的に集中豪雨による河川氾濫のリスクが急速に高まっています。
豪雨の発生回数が増えているのと、線状降水帯と言われる短時間に集中的に滝のような雨が続く集中降水現象が発生するためです。
台風の襲来時に発生することが多いのですが、発達した低気圧やによる集中豪雨も頻繁に起きています。
いつ起きるか予測のつかない地震による被害とは異なり、大雨による洪水氾濫による被害はハザードマップとして予測され、公開されています。
この記事ではハザードマップをもとに首都圏の荒川周辺の2024年における水害リスクの高いところをまとめてみました。
ご自身や親しい方の住居や仕事場が荒川による水害リスクが高いかどうか、洪水の恐れがないかどうか、これを機会に確認して把握してください。
この記事では不測の事態に備え、公開元ではPDFのダウンロードファイルであるものをスマホやPCでそのまま見れるよう画像化して表示しています。
荒川周辺で2024年に水害リスクが高いところは?
国土交通省が作成した荒川系荒川と入間川流域の洪水浸水想定区域図想定最大規模(ハザードマップ)です。
オリジナルのPDFファイルはキャプシャンのリンク先からダウンロードできます。
荒川上流地域では西側の水害リスクが高いのに対し、下流地域では川の東西両川にわたって水害リスクが高い地域が広がっています。
注意すべきなのは水害リスク範囲が広域にわたっていることと、3m以上浸水する恐れのある地域がかなりあることです。
同浸水継続時間です。
3日以上浸水が継続するオレンジ色以上の地域は特に注意が必要です。
災害時の備蓄品の持続期間が標準で3日間とされているためです。
ご自分が関係する地域が水害リスク地域に該当している場合、次項でさらに詳細なハザードマップを開いて具体的な浸水想定深を確認してください。
洪水氾濫の恐れのある地域はどこ?
具体的な各地域ごとのハザードマップですが、国土交通省の所管事務所が上流と下流で異なるため、上流と下流に分けて掲載します。
下流で集中豪雨が起きていなくても、上流で線状降水帯等が発生していれば河川氾濫による洪水の恐れがありますので注意が必要です。
最大浸水深が3mを超える地域では戸建て住宅の2階でも床上浸水する恐れがあります。
荒川上流域における洪水ハザードマップ(洪水浸水想定区域図想定最大規模と浸水継続時間)
この先はどの画像も出典元は国土交通省関東地方整備局荒川上流河川事務所のホームページです。
オリジナルファイルのPDFファイルを画像化して掲載しています。
オリジナルPDFファイルは画像左下のキャプションのリンク先からダウンロードできます。
自治体はすべて埼玉県です。
①さいたま市です。
②ふじみ野市です。
③三芳町です。
④三郷市です。
⑤上尾市です。
⑥久喜市です。
⑦伊奈町です。
⑧八潮市です。
⑨加須市です。
⑩北本市です。
⑪吉川市です。
⑫吉見町です。
⑬和光市です。
⑭坂戸市です。
⑮宮代町です。
⑯寄居町です。
⑰富士見市です。
⑱川口市です。
⑲川島町です。
⑳川越市です。
㉑幸手市です。
㉒志木市です。
㉓戸田市です。
㉔新座市です。
㉕春日部市です。
㉖朝霞市です。
㉗杉戸町です。
㉘東松山市です。
㉙松伏町です。
㉚桶川市です。
㉛毛呂山町です。
㉜深谷市です。
㉝熊谷市です。
㉞白岡市です。
㉟羽生市です。
㊱草加市です。
㊲蓮田市です。
㊳蕨市です。
㊴行田市です。
㊵越谷市です。
㊶鳩山町です。
㊷鴻巣市です。
㊸鶴ヶ島市です。
荒川下流域における洪水ハザードマップ(洪水浸水想定区域図想定最大規模と浸水継続時間)
どの画像も出典元は東京都の各自治体のホームページです。
オリジナルファイルのPDFファイルを画像化して掲載しています。
オリジナルPDFファイルは画像左下のキャプションのリンク先からダウンロードできます。
浸水深と浸水継続時間とが一つのページになったものもあれば、別々のものもあります。
縦長の画像は横に並べて1枚の画像にしました。
①北区です。
②板橋区です。
③足立区です
④葛飾区です。
⑤墨田区です。
⑥江戸川区です。
⑦江東区です
荒川周辺で2024年に水害リスクが高いところ、洪水の恐れのある地域のまとめ
2024年時点で首都圏の荒川周辺で水害リスクが高いところはどの地域なのか、最新のハザードマップや洪水情報に基づき、洪水の恐れのある地域を紹介しました。
今住んでいたり働いていたりする方はもちろんですが、これからこうした地域に住んだり、働いたりする予定のある方々も充分に注意することが重要です。
年を追うごとに水害リスクは変化してきていますので、最新情報に基づく情報把握が不可欠です。
荒川が氾濫すると首都の道路や鉄道などの交通インフラも機能不全になる恐れがありますので住んでいたり働いていたりしなくても、通勤通学でこの地域を往来する方も含めてハザードリスクを適切に理解して把握しておくことが重要です。
2024年4月時点のハザードマップを可視化しましたが、水害リスクが高いところ以外でも新たに洪水が発生するたびに更新されるので、ときどきは最新版をチェックすることを忘れないようにしましょう。
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