世界的アニメーション監督・新海誠監督の出身地域である長野県佐久市で映画館が新設されることになり、2025年4月に着工して建設が進められています。
このプロジェクトには空白スポットへの映画館の建設ということだけでなく、新海誠氏の出身地域である佐久市での新映画館という背景があり、多くのファンや地元住民の間でこの場所やその特徴について話題となっています。
この新設映画館の事業主体は「株式会社CWF CINEMAS(シーダブリューエフ シネマズ)」なのですが、出資者の中に新海誠監督に関係する企業が名を連ねています。
出資企業の一つとしては、新海監督の作品を数多く手がけてきたコミックス・ウェーブ・フィルム(CWF)が名を連ねており、今後の展開に期待が高まっています。
また、新海誠(本名:新津誠)監督の実家の家業を継いだ実弟の新津悟さんが社長を務める新津組も出資企業の一つでもあり、地元の有志として事業主体に加わっています。
この記事では、佐久市で映画館が新設される具体的な場所や、その背後にある新海誠監督との関係性、さらには次回新作とどうつながるのか仮説などについて詳しく解説していきます。
佐久市で映画館を新設する場所はどこ?
佐久市における映画館の新設は、映画館空白地域における地域活性化の一環としても注目されています。
というのも佐久地域にもともとあった映画館の佐久アムシネマが2023年9月に閉館してしまったからです。
そのため現在、佐久市には常設の映画館が存在していないため、多くの市民が近隣の市町村まで足を運んで映画を楽しんでいます。
このような状況の中での映画館新設は、市民にとって大きな恩恵となると同時に、新海誠監督の作品や活動をベースとした観光資源としての可能性も秘めています。
新設される場所や建設主体などを詳しく見ていきましょう。
CWF(コミックス・ウェーブ・フィルム)とは?なぜ佐久市に?
CWF(コミックス・ウェーブ・フィルム)は、主として新海誠監督のアニメーション映画の制作・配給を手がける日本の映画会社です。
代表作には、新海誠監督の『ほしのこえ』などの初期作品から『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』まで、世界的ヒット作品が名を連ねています。
そのCWFがなぜ佐久市で映画館を新設するのか?
理由はシンプルで、新海監督の出身地であり、彼の創作の原風景ともいえる佐久市にゆかりのある場所で、自社作品を上映できる拠点を設けたいという狙いがあります。
さらに単なる映画館の枠を超えて新海誠監督の作品や活動について常設展示できるギャラリーの新設も予定されており、新海誠監督を起爆剤とした新たな地域振興の拠点づくりという意図が見えてきます。
地元愛とアニメーションアートを融合させた地域活性化のコアとなる空間を作り上げることを目的としているようです。
新設場所は長野県佐久市中込1丁目10か?
映画館の建設予定地として現在有力視されているのは、長野県佐久市中込1丁目10付近です。
この場所は、小海線中込駅の目の前に位置し、アクセスの良さが魅力となっています。
具体的には、駅前の「くろさわ病院」の立体駐車場東側にある旧鈴与マタイの空き地が候補地と見られています。
この敷地の北側もGoogle Map上では更地となっており、広い土地を必要とする映画館の建設には非常に適しているといえます。
駅から徒歩1分という利便性も、多くの来館者を見込める要素となっています。
建設状況とスケジュール
この新映画館の建設は、2025年4月に着工されたことが報道されています。
建設工事は現在も順調に進んでいると見られ、2026年夏頃の完成・オープンが予定されています。
建物の規模や設計、座席数などの詳細は今後明らかになると予想されますが、CWFが関与していることから、単なるシネコンではなく、アニメファンや映画愛好家にとって魅力的な空間となることが期待されます。
規模は小さいながら新海誠監督という世界的知名度の高いアニメ作品をベースにシネマタウンづくりに発展する可能性があると考えられます。
佐久市にとっても、文化施設としての価値が高いこの映画館の完成が待ち望まれています。
佐久市で映画館を新設する場所について、新海誠の出身地との関係は?
佐久市での映画館新設には、単なる地域開発というだけでなく、新海誠監督の出身地であるという重要な意味が込められています。
新海誠監督のルーツと、今回のプロジェクトがどのようにリンクしているのかを詳しく見ていきましょう。
Xの投稿でも新海誠監督の次回新作が2026年夏に公開予定という情報が登場しています。
CWFと新海誠監督の深い関係
コミックス・ウェーブ・フィルム(CWF)は、新海誠監督のアニメーション作品を長年にわたって手がけてきた制作会社です。
『秒速5センチメートル』以来、ほぼすべての作品をCWFが制作・配給しており、新海作品=CWFという図式がすでに定着しています。
今回の映画館新設も、新海監督のクリエイティブな世界観を常設的に体験できる場所として設計される可能性が高く、まさにファン必見のスポットになることでしょう。
CWFの出資者・新津組と新海誠の関係
今回の映画館プロジェクトの実現に向けて大きな役割を果たしているのが、佐久市に本社を構える建設会社『新津組』です。
この会社の代表である新津悟さんは、新海誠監督の実弟であり、兄弟の絆がこの文化事業に直接つながっています。
新津組はCWFの出資者でもあり、地域と映画業界をつなぐ橋渡し的な存在となっています。
地元企業としての信頼と、家族的な結びつきが、今回のプロジェクトをより意味のあるものにしています。
こけら落としは新海誠監督の次回新作?
2026年夏のオープンが予定されているこの映画館では、そのこけら落とし作品として、新海誠監督の新作映画が上映される可能性が高いと見られています。
佐久市市長のXへの投稿を見ると段取りが進んでいる様子が伺えます。
具体や詳細については2025年12月に行われる予定の新作発表の記者会見を待ちたいと思います。
この情報が事実であれば、佐久市にとっても新海誠ファンにとっても大きなニュースです。
故郷で新海誠監督の最新作を一番に楽しめるという体験は、特別な思い出となることでしょう。
佐久市で映画館を新設する場所はどこ?新海誠の出身地との関係も含めて解説!まとめ
佐久市で映画館が新設されるプロジェクトは、新海誠監督という日本を代表する映像作家の出身地という背景と、彼の代表作を支える制作会社CWF、そして関係する地元企業・新津組の連携により、実現へと動いています。
新設される映画館の場所は、佐久市中込1丁目10付近、小海線中込駅の目の前というアクセス抜群の立地場所です。
建設は2025年4月に始まっており、2026年夏のオープンを目指して進行中です。
このプロジェクトは、単なる映画館施設の新設にとどまらず、地域と文化、家族の関係やつながりが込められた特別なものであり、新海誠監督の次回新作がこけら落としとなる可能性も示唆されています。
2026年夏は新海誠監督の次回新作の上映が想定される時期でもあり、関係する事業主体が出身地に映画館をつくるのは単なる偶然ではなく、綿密に練り上げられて計画・調整されスケジュールされたビジネスプログラムであると見られます。
今後の情報に注目しながら、映画館完成の日を心待ちにしましょう。
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