午前在宅・午後出社の移動時間の扱いは?午前在宅の理由もあわせて解説!

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午前在宅にする理由はなぜ? 午後出社時の移動時間の扱いはどうなる? 仕事・暮らし

コロナ禍が落ち着いて一時期主流になった在宅勤務を企業がオフィス出社に戻す流れが出ています。

企業や部署にもよりますが、現時点では在宅勤務とオフィス出社を午前と午後で、または1日のうちで自由に選択できるケースがあるようです。

在宅勤務後に午後出社するときの移動時間が勤務上どのように扱われるのでしょうか?

会社から午後出社するよう指示があれば、午前在宅勤務後の出社時の移動時間は労働時間としてみなすことができます。

また、午前在宅を選択するときの理由・メリットはどのようなものでしょうか?

この記事を読めば午前在宅にする場合の移動時間の取り扱いや、午前在宅にする理由を理解してそのメリットを享受することができるようになります。

最も有益な1日の働き方を考えてみましょう。

午前在宅の理由:午後出社時の移動時間の扱いはどうなる?

在宅勤務後にオフィスに出社する場合、会社から業務上の理由により出社の指示があった場合には通勤時間として取り扱うことができます。

打ち合わせなどオフィスでのリアルミーティングへの参加を求められる場合などが想定されます。

そうではない場合、労働者の自由な裁量で在宅勤務後に出社する場合は、通勤時間は個人の自由利用が可能な状況とみなされ、通常の通勤扱いとなるため、労働時間には該当しないこととなります。

会社によって対応が異なる場合がありますので、人事部や総務部などに確認しておきましょう。

(4) テレワークに特有の事象の取扱い

イ 勤務時間の一部についてテレワークを行う際の移動時間

例えば、午前中のみ自宅やサテライトオフィスでテレワークを行ったのち、午後からオフィスに出勤する場合など、勤務時間の一部についてテレワークを行う場合が考えられる。

こうした場合の就業場所間の移動時間について、労働者による自由利用が保障されている時間については、休憩時間として取り扱うことが考えられる。

一方で、例えば、テレワーク中の労働者に対して、使用者が具体的な業務のために急きょオフィスへの出勤を求めた場合など、使用者が労働者に対し業務に従事するために必要な就業場所間の移動を命じ、その間の自由利用が保障されていない場合の移動時間は、労働時間に該当する。

厚生労働省 テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン

午前在宅にする理由はなぜ?

最大のメリットは電車が最も混む朝の通勤時間帯を避けて、電車が空いている時間帯に通勤することができることです。

通勤時間を後ろにずらすことでいろいろとメリットが生まれます。

通勤を遅い時間に振り替えることができるメリットがある

朝のラッシュアワーの通勤は誰にとってもストレスです。

混雑する電車内では立つのがやっとで、スマホを見る余裕がない場合すらあり、ひたすら耐えるしかありません。

人によっては毎日片道1時間以上そのような状況の場合があることでしょう。

朝から在宅勤務をしてラッシュアワーを避けて電車が空いている時間帯に通勤できれば、そのような目に合わずに済みます。

乗車率100%以上の混みあう電車に乗るストレスから解放されます。

空いている電車に余裕を持って乗ることができ、本を広げて読書を楽しむことなどもできるでしょう。

朝の集中力のある時間帯を通勤時間ではなく業務時間にすることができる

よく知られていることですが、人が1日のうちでもっとも集中力がある時間帯は朝です。

この集中力のある時間帯を通勤時間で浪費するのではなく、労働時間にすることができれば、生産性が高まり、一日の時間の使い方を合理的に改善することができます。

自宅で誰にも邪魔されずに、朝から集中して個人ワークに専念できれば、仕事もはかどります。

昼食を家で食べることもできる

物価上昇によりランチ代も高くなりました。

ランチを飲食店でとっている方は1000円以上払うことも珍しくないでしょう。

午前在宅なら昼食を家で食べることができます。

手早く調理してつくってもよいですし、冷凍食品を電子レンジで温めるのもよいでしょう。

外食するよりはずいぶん安くお昼代を済ませることができます。

通勤時間を気にすることなく保育園に子供を預けに行くことができる

子供を保育園に預けてから働いている人には、電車の時間を気にすることなく預けに行くことができて余裕のある朝を過ごすことができます。

帰りにコンビニによってお昼ご飯を調達して帰ることもできます。

場合によっては通勤時間を労働時間扱いにすることができる

前述の「午前在宅の理由:午後出社時の移動時間の扱いはどうなる?」で詳しく説明しましたが、在宅勤務後に出社する場合、状況によっては勤務時間扱いとすることができます。

通常は通勤時間は勤務時間とみなされないので、勤務時間扱いにできれば、1日の実労働時間を減らすことができてしまいます。

勤務時間のカウントの仕方にもよりますが、朝に通勤にかけていた時間を在宅勤務時間にカウントすることもでき、1日の労働時間帯を前倒しすることもできます。

勤務時間扱いにできない場合は、12:00~13:00を利用して通勤すれば、1日の会社に拘束される時間を最小化することができます。

この場合、昼食をいつどこでとるのかが問題ですが、中抜けを利用したりやりようでいくらでも工夫できます。

在宅勤務とオフィスワークの双方のメリットを活かせる

在宅勤務の利点は何でしょう?

  • 早朝から仕事ができる。
  • 一人で集中して仕事ができる。
  • 来客対応しなくてよい。
  • 代表電話に出なくてよい。
  • 楽で自由な格好で仕事ができる。
  • 家にある好きな飲み物を飲みながら仕事ができる。
  • 中抜けして家の用事を済ませることができる。

オフィスワークの利点は何でしょう?

  • 仕事仲間と会話をしながら仕事ができる。
  • 密なコミュニケーションをとることができる。
  • 濃度の高い打ち合わせができる。
  • デスクモニターを利用できるなど業務環境が自宅より良い。
  • 雑談ができる。

出社勤務でリアルに人と会う打ち合わせなど予定を組み、自分一人での作業を在宅勤務時間に予定するスケジュールを組めば、在宅とオフィスと双方の利点を生かして、より効率的に業務を進めることができます。

家族とのコミュニケーションの時間をより多くとることも可能です。

1日の歩数を維持できる

1日在宅勤務だと家の中で生活と仕事が完結するため、ほとんど歩きません。

在宅勤務後に出社すれば通勤で歩く必要があり、一日の歩数を維持することができます。

一般に健康を維持するためには1日7000~8000歩が必要と言われています。

私は毎日通勤していますが、大体6000~7000歩でおおむね基準に達しています。

購入した通勤定期を無駄なく使える

毎日在宅勤務ができるなら通勤定期券を買う必要はありません。

テレワーク主体からオフィス回帰への流れが続いているので、基本的に毎日出社する必要がある人は通勤定期代が支給されていることでしょう。

購入した通勤定期券を毎日無駄なく使うことできます。

実はこのことは鉄道会社にとっては大きな問題です。

午前在宅・午後出社の移動時間の扱いは?午前在宅の理由のまとめ

午後出社するときの移動時間の取り扱いについて記載をしました。

場合にもよりますが、午後出社時の移動時間が労働時間扱いになるメリットもあります。

この辺りの取り扱いは会社によりまちまちだったり、特に明確に定められていない場合も多いと思われます。

また、午前在宅にすることのメリットや理由について記載しました。

午前在宅にするのは、何よりも朝の通勤時間を遅い時間にずらせるところが大きな理由です。

午後出社をいつにするのか移動時間を都合に合わせて選択できるところもメリットです。

一日の労働時間を自宅と会社とうまく振り分けて仕事がはかどる働き方を構成できるようになりたいですね。

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