葬送のフリーレンは子供向け?対象年齢や評価は?

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葬送のフリーレンは子供向け? 対象年齢や評価は? バラエティ

※ネタバレがありますのでご注意ください。

「葬送のフリーレン」(原作:山田鐘人・作画:アベツカサ/出版:小学館)は現在もなお鋭意連載が続く、累計2200万部売れている大人気漫画です。

一部アニメ化もされ、2023年後半に大人気を博しました。

タイトルからして大人向けのように見えますが、内容的には子供向けなのでしょうか?

そもそも対象年齢はどうなのでしょうか?

そして評価はどのようなものなのでしょうか?

この記事では「葬送のフリーレン」を子供向けとしても大丈夫なのか、対象年齢はどうなっているのか、評価はどうなのか、まとめて記載してみました。

葬送のフリーレンは子供向け?

初めて見るとタイトルに「葬送の」とついている時点で「?」「何のマンガ?」となりますよね。

映画「おくりびと」を連想しそうなタイトルですが内容は全く違います。

「葬送のフリーレン」は主人公のエルフであるフリーレンが人間よりも遥かに長寿のため、一緒に旅した人間の冒険仲間が次々と亡くなり数多く死を見送るところから、「葬送の」と2つ名がついているようです。

また、フリーレンが人類が存否をかけて対峙する魔族を史上最も多く葬ってきたために「葬送の」と2つ名がついているという説もあります。

物語は、主人公たち冒険者一行が魔王を倒す、という大きなエピソードを終えた後から始まる魔法ファンタジーと冒険アクションの織り成す後日譚です。

内容的には冒険ファンタジー漫画であり、エルフである主人公のフリーレンが人間の仲間とともに遥か遠くの目的地である「魂の眠る地(オレオール)」を目指して旅する行程の日常を描いた冒険記です。

戦闘シーンもありますが、冒険の日々を送る冒険者一行の旅路の物語をメインに描かれており、旅先での人との出会い心のふれあい、ほのぼのとした会話、心温まるエピソードや出来事など、単なるアクションファンタジーものではないところが特徴的です。

肌の露出やエッチなシーン、性的描写は無い?

肌の露出やエッチなシーン、エロ・性的描写、男女の際どい絡みなどのシーンはありませんが、強いて気になると思われる点をあげれば2024年8月の現時点では以下の3点になります。

  • 「ちっさ」と言うシーン:漫画2巻第11話・アニメ第6話
  • 女子がシミーズ姿で水浴びをするシーン:漫画7巻第62話・アニメ未放送
  • 女子が温泉につかるシーン:漫画第7巻第66、67話・アニメ未放送

①は若い女性の魔法使いフェルンが服が透けて見える魔法を試した際に、冒険仲間である若い男性のシュタルクを見て「ちっさ」とつぶやいたものです。

シュタルクの股間を透視で見て「ちっさ」と言ったんですね。

検索キーワードに出てくるくらい、とても有名なセリフになりました。

気になるようでしたらこの回は子供に見せないほうがいいかもしれませんが、笑い話で済ませることのできるレベルの内容だと思われます。

②は女子キャラクターのフリーレンとフェルンがシミーズ姿で川岸で水浴びをするのを男性のシュタルクに見られてしまうシーンです。

シュタルクは2人が薄着で水浴びをしているとは知らずに釣りをしに川岸へ来たのですが、このときフェルンがシュタルクに「えっち」と言っています。

シミーズ姿と言っても肌の露出が多いものではありませんので子供に見せても心配ないレベルです。

③はフリーレンとフェルンが旅の途中で温泉に浸かるシーンです。

女子の入浴シーンがありますが、二人とも肩から上しか見えないので際どいシーンではなく、子供に見せても大丈夫です。

残虐シーンやグロ・キモイは無い?

残虐なシーンやグロテスクなシーン、キモいシーン、子供には見せられない過激なシーンはありませんが、気になる人がいるとすれば次の2点です。

  • 首の無い騎士が多数出てくるシーン:漫画2巻第17話・アニメ第9話
  • 魔族アウラが首に刀を当て自害するシーン:漫画3巻第22話・アニメ第10話

①は大きな街が魔族との戦いで多くの衛兵を捉えられ、魔法で死後も服従させられるというもので首の無い騎士の軍勢が現れ、魔族アウラの手下としてフリーレンに対峙するものです。

大勢の首無し騎士は気になる人には刺激が強いシーンかもしれませんが、流血シーンや首を切り落とすシーンは出てきませんので、残虐とまでは言えないレベルのものです。

②はフリーレンとの闘いに負けて服従させる魔法を自ら受けることになった魔族アウラにフリーレンが自害しろと命じるシーンです。

自分の首に剣の刃を当てるシーンがでてきますが、首そのものを切り落とすようなシーンは描かれていません。

グロテスクとまでは行かないレベルのものです。

総じて見ても、鬼滅の刃や呪術廻戦に比べれば随分と大人しいもので、過激なものではなく控えめに抑えられた表現になっています。

子供でも楽しめる?

結論から言えば子供でも充分楽しめるわかりやすく質の高い奥が深い漫画・アニメです。

大人と子供とでは楽しみ方が異なりますが、子供でも楽しめる要素は次のようなものでしょう。

  • 魔法の世界のファンタジー物語であるところ。
  • 勇者一行の冒険アクション物語であるところ。
  • 敵が魔族で判りやすいところ。
  • フリーレンが1000歳以上の魔法使いなのに見た目が少女でめっぽう強いところ。
  • 魔法の杖や剣など特徴のある武器や道具が登場するところ。
  • 魔法を名前を出して呼び出しているところ。
  • 主要登場人物が変顔をするシーンが多いこと。
  • 言葉遣いが荒っぽくないところ。

よく考えられた奥の深い世界観に基づいて綴られる物語や、仲間の死から始まる独特のストーリーは、ある程度年齢が無いと面白く感じられないものかもしれません。

ですが、際立ったキャラクターや独特な魔法の世界、なによりも美しいビジュアルなど子供も大人と一緒に楽しめる作品です。

葬送のフリーレンの対象年齢や評価は?

全体のストーリーは主人公フリーレンが仲間の死に対する悼みの念から人の心を理解するために始まった物語であり、死生観や人生の悲哀などある程度の人生経験が無いと、面白くないかもしれません。

ですが、掲載している少年サンデーは読者の7割が高校生以下とのことなので、若い方でも充分に楽しめる、完成度の高い作品になっています。

対象年齢は基本的には10代半ば以上ですが、子供が大人と一緒に見ても楽しめると考えて良いと思います。

対象年齢は?

公式には対象年齢の記載はありませんし、漫画には年齢制限はかかっていません。

アニメには配信元により年齢制限が異なり、Netflixだけ13歳以上、AmazonプライムとU-Nextは制限無し、となっています。

また、Web上では、ファン層のボリュームゾーンは30~40代という記載があります。

対象年齢は総じて言うと、男女問わず少年以上大人向け、子供でも可、というところでしょうか。

評価は?

2023年のアニメ公開後から評判を呼び、高い評価を得ており、2023年後半を代表する作品に挙げられています。

2021年に第14回マンガ大賞および第25回手塚治虫文化賞新生賞を、2023年に第69回小学館漫画賞、2024年に第48回講談社漫画賞受賞しています。

海外からの評価がとても高いところも特徴の一つです。

独自の奥深いストーリーと非常に魅力的な際立ったキャラクターが海外のファンの心を捉えたようです。

葬送のフリーレンは子供向け?対象年齢や評価は?まとめ

結論としては、葬送のフリーレンにはエロやグロは無く、子供向けとまでは行かないものの、子供が見ても大丈夫な作品です。

対象年齢は男女問わず少年~大人向け、子供が見ても可、となります。

評価は作品としては非常に高く、海外で大きな評価を得ています。

葬送のフリーレンは現在もなお連載継続中の現在進行形の漫画で、第60話までアニメ化されていますがその後の続きにアニメ化の予定は公表されていません。

漫画は2024年8月7日に131話が公開されたばかりで、単行本も13巻が最新刊で、次の14巻の発売日は未定です。

特に子供向けではなくどちらかというと大人が見て面白いと感じる作品ですが、子供と一緒に見ても子供なりに楽しめる作品でもあります。

対象年齢も少年以上となりますが、子供が見ても大丈夫です。

今後の続きが大変気になるところであり、スポット的に記事として取り上げてゆきたいと思います。

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