「人生100年時代」となりつつあるなかで50代はまだまだこれから人生が長く続く現役世代となりました。
「もう働きたくない」と疲れた50代男性はどうたらいいのでしょうか?
サラリーマンのモチベーションをどう保ったらよいのでしょうか?
サラリーマンの定年も60歳から65歳に延長される会社が多数にのぼり、50代サラリーマンでもまだまだ当分は働かなければならないようになりました。
とはいえサラリーマン生活が30年を超え、長期間にわたって長く続いた仕事に飽きて嫌気が差したり、年々重みを増す責任の重圧から逃れたいという50代の方もいることでしょう。
体力的にも衰えが見え始める年代であり、肉体的にも毎日サラリーマンとして働くのが辛いと感じている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、もう働きたくないと疲れた50代男性へどうしたいいのか対処法と、併せてサラリーマンのモチベーションの保ち方をご紹介します。
筆者も同じ50代のサラリーマンですので実体験に基づく記事となっています。
もう働きたくないと疲れた50代男性はどうしたらいい?
50代に入ると、体力の低下や職場での役割の変化、または定年が見えてくることで、将来についての不安やストレスが増えることがあります。
「もう働きたくない」と思うことは決して珍しいことではありません。
そんな気持ちに寄り添いながら、具体的なアドバイスをいくつかの要点に分けてご紹介します。
自分を見つめ直す時間を持つ
まず、働きたくないと感じている自分の気持ちに向き合うことが大切です。
長い間、仕事に追われてきたサラリーマン生活では、自分の本当の気持ちを見失いがちです。
次のような方法を試して、自分が今どのように感じているのかを整理してみましょう。
リフレッシュ休暇を取る
有給休暇や長期休暇を利用して、数日間仕事から離れる時間を作りましょう。
新しい環境に身を置くことで、心身のリフレッシュができ、今後の働き方について考える余裕が生まれるかもしれません。
ジャーナリング(書く習慣)を始める
日記やノートに、自分が今感じていることを書き出してみると、漠然とした不安や疲労感が具体化され、解決策が見つかるかもしれません。
書くこと自体がストレスの発散になる場合もあります。
働き方を見直す
50代で「もう働きたくない」と感じた場合、働き方そのものを見直すことも有効です。
体力や気力の変化に合わせて、以下の選択肢を検討してみてください。
早期退職制度の検討
企業によっては、50代からの早期退職支援制度を設けている場合があります。
経済的に余裕があれば、早期退職を選択して、セカンドライフを早めにスタートするのも一つの手です。
退職金の使い道や再雇用制度なども合わせて確認しましょう。
時短勤務や在宅勤務へのシフト
フルタイムで働き続けるのが難しいと感じるなら、時短勤務や在宅勤務にシフトできるか、上司や人事と相談してみましょう。
フレキシブルな働き方を選ぶことで、体力的・精神的な負担を軽減できます。
再就職や副業の選択
会社を退職する場合でも、軽いペースでの再就職や趣味を生かした副業を考えることができます。
例えば、地域での講師活動や、得意分野を活かしたアドバイザーとしての働き方など、柔軟な選択肢を探してみましょう。
経済的な計画を立てる
「働きたくない」と感じても、生活を支えるためには収入が必要です。
50代のうちに、今後のライフスタイルを支えるための経済的なプランを見直しておきましょう。
ライフプランの見直し
まずは、退職後に必要な生活費や年金の受給額を把握し、それに基づいて収支のシミュレーションを行いましょう。
家計の見直しや、不要な支出を減らすことで、経済的に無理のない形で退職に備えることができます。
資産運用や投資を検討する
現在の貯蓄をどのように運用していくかも重要です。
投資信託や株式、個人型確定拠出年金(iDeCo)などを活用して、リタイア後の資金を増やす手段を考えてみてください。
信頼できるファイナンシャルプランナーに相談するのも良いでしょう。
心のケアを大切にする
長年の仕事で疲れ切った心を癒すことも忘れないようにしましょう。
心のケアができていないと、再び何かに挑戦しようという意欲も湧きません。
専門家に相談する
心の疲労が深刻な場合は、メンタルヘルスの専門家に相談することも視野に入れてください。
カウンセリングを通じて、心の中の悩みを整理し、前向きな考え方を取り戻せるかもしれません。
趣味やリラクゼーションを取り入れる
自分が楽しめる趣味や、リラクゼーションの時間を積極的に取ることも、気持ちをリセットするために効果的です。
音楽を聴いたり、自然の中で過ごしたりと、仕事以外の充実感を見つけることで、人生全体のバランスが取れるようになります。
もう働きたくないと疲れた50代男性サラリーマンのモチベーションの保ち方を紹介
もう働きたくないと疲れた50代男性はサラリーマンとしてのモチベーションをどう維持したらよいのでしょうか?
いやだからと言っても、現在の生活を維持したり家族を養っていくためには働いて稼がざるを得ず、すぐに会社を辞めるわけにもいかないでしょう。
ここではもうサラリーマンに疲れた50代がモチベーションを保つために現実的に取れる選択肢を挙げてみました。
疲労を回復しましょう
長年働いてお疲れさまでした。
ここらで少し休憩してみましょう。
すぐにできるのは有給休暇を何日か取ることです。
家でリラックスして好きな音楽などを聴いて休息して過ごすのも良いですし、遠出をして散策をしてみたり、気分を変えて温泉旅行に出かけてみるのもよいでしょう。
長年の疲労が蓄積し、疲れたまま働き続けてあなたの心や体が壊れてしまう前に、会社に掛け合って休みを取りましょう。
可能であれば1週間から10日くらいのまとまった休みを取得してしばらくのあいだ、ゆっくり休憩することをおすすめします。
重要なのはいっとき、仕事や会社のことを忘れることです。
いったん仕事や会社のことから離れてしばらく過ごすと、細かいどうでもよいことは忘れてしまい、本当に大事なことしか残らないようになり、こころが軽くなります。
良き相談相手を見つけましょう
長年働いてきてサラリーマンに疲れてしまったことを誰かに相談してみましょう。
すぐにできるのは職場で信頼できる人に相談してみることです。
まずは同期の社員に相談してみましょう。
もしかすると同じ悩みを抱えているかもしれませんし、それを乗り越えてきたかもしれません。
時間と場所を準備して、きちんとした形で真剣に相談すれば必ず何らかのリアクションをくれるはずです。
また、信頼できる経験豊富な先輩がいれば、積極的に相談してみましょう。
同じような悩みを抱えた会社の人間のことを知っていて、どうやって乗り越えたのか教えてくれるかもしれません。
会社に心理カウンセラーがいれば予約を取って相談してみましょう。
学生時代の友人に相談してみるのもよいでしょう。
自分一人で考えていたのでは思いつきもしない、よいアドバイスや方法を教えてくれるかもしれません。
転職しないとしても転職エージェントに相談してみましょう
もうサラリーマンに疲れた50代のあなたは同じ会社にこれ以上居たくないのかもしれませんが、50代は転職するのは簡単ではないこともよくわかっていると思います。
転職しないとしても一度、転職エージェントに登録して相談してみましょう。
おススメの転職エージェントはリクルートエージェント、doda、マイナビエージェント、です。
世の中には自分が勤めている会社以外にどんな働き口があるか、知るだけでも心が軽くなるかもしれません。
自分のキャリアや培った専門性が意外と評価されるものであるかもしれません。
今の会社以外にどのようなところで働くことができるのか、相談してみるだけでもいろいろと知らなかった会社以外の社会がわかるかもしれません。
自分が働ける場所が今の会社だけではないことや他でも通用することを知ることができれば、ずいぶんと心持ちが違ってくることでしょう。
もう働きたくないと疲れた50代男性はどうしたらいい?サラリーマンのモチベーションの保ち方を紹介、のまとめ
「もう働きたくないと疲れた50代男性はどうしたらいい?サラリーマンのモチベーションの保ち方を紹介」と題してもうサラリーマンに疲れた50代の方で、働きたくない・仕事辞めたいという方への対処法をご紹介しました。
理由はそれぞれいろいろあるかと思いますが、すぐにできることはいろいろとあります。
まずはいちど少し休んでみましょう。
そして誰かにきちんと相談しましょう。
転職エージェントに相談して今の会社や仕事以外の働き方を知ってみましょう。
趣味に興じたり、運動を始めてみたりするのもよいでしょう。
大事なことは一人で悩まず、視野を広げてみたり、考え方を変えてみたりすることです。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
コメント