この記事では「他人が自分のメールアドレスを使っている?」とお困りの方に確認方法や対処方法、他人が自分のメールアドレスを使用する方法についてご紹介していきます。
オンラインでのお買い物やサービスの予約・購入、情報の取得・発信などほぼあらゆる機会で自分のメールアドレスで会員登録をしないとウエブサービスを利用することができません。
今ではメールアドレスが個人を特定するIDとして使われることが日常的になっており、今、最も重要な個人情報のひとつですね。
ところが、そうしたサービスの個人IDとして他人が自分のメールアドレスを使っているケースがあり、困っている人が少なからずいらっしゃいます。
実は何を隠そう私も被害者のひとりでした。
そのため自分の経験をもとに、他人が自分のメールアドレスを使っている場合の確認方法と対処方法、その仕組みとして他人が自分のメールアドレスを使用する方法を紹介しますので役立てば幸いです。
他人が自分のメールアドレスを使っている?
他人が勝手に自分のメールアドレスをウエブサイトのアカウントの申し込みに使っているケースは調べれば続々と出てきます。
他人が申し込み時に入力するメールアドレスを打ち間違えて、たまたま自分のメールアドレスが使われたケースもあれば、故意に他人のメールアドレスと知ったうえで使われているケースもあります。
多くは登録した覚えのないウエブサイトやサービスサイトからニュースや新商品情報の宣伝などのメールが届くなどして、発覚します。
自分のメールアドレスが使われて登録したサイトからのメールなので、迷惑メールに分類されないこともあります。
迷惑メールに分類されることもありますので、時々迷惑メールフォルダをチェックして確認しましょう。
X(旧ツイッター)より同様の被害にあわれている方々の声
勝手に他人に自分のメールアドレスを登録された事例
一昔前の話ですが、アソビュー!という娯楽系サービスオンライン予約サイトに、自分のメールアドレスで勝手に誰かが会員登録をし、ある日から宣伝メールが来るようになりました。
一体誰がこんなことを?
なぜこのようなことが起きたのか?
単なる間違い・勘違い・手違いなのか、故意で確信犯なのか、どちらなのか?
実際の事例を仮名で説明
本件の背景を、わかりやすく人名とメールアドレスを仮に想定し、例えて説明します。
私の名前は佐藤高志(さとうたかし)で、メールアドレスがsatot@gmail.comだったとします。
赤の他人の佐藤尊(さとうたける)という人物がsatot@gmail.comと同じメールアドレスでアソビューに会員登録をしたのです。
その当時アソビュー!では会員登録時にメール認証が不要だったようで、他人でも勝手に登録ができてしまったようです。
佐藤尊という名前も登録に使用されており、佐藤尊様という宛名でアソビュー!から私のもとへ宣伝メールが来るようになりました。
佐藤尊氏がサイトで娯楽アイテムを予約したこともあり、予約の案内が届いたこともあります。
他人が自分のメールアドレスを使用する方法とは?
オンラインサービスでメールアドレスをIDとして登録する際に、他人が自分のメールアドレスを使ってしまうケースが発生することがあります。
これは、システムの仕組みとユーザーの不注意、あるいは悪意のある行為が重なった結果として起こり得ます。
以下に、なぜこのような事態が可能になるのか、要素を分けて説明します。
メールアドレスの認証欠如
通常、メールアドレスは個々のユーザーを識別するための一意のIDとして使用されますが、サービスによってはメールアドレスの確認(検証)を厳密に行わないことがあります。
登録時にメールアドレスに確認メールを送信し、ユーザーがそのメールに含まれるリンクをクリックすることで、アドレスの所有者が正しいことを証明する「メール認証」が行われます。
しかし、この手続きが省略されるか、ユーザーが確認を怠ると、他人のメールアドレスでも登録が完了してしまいます。
入力ミスや誤用
悪意がない場合でも、ユーザーが自分のメールアドレスを誤って入力したり、似たメールアドレスを使ってしまうことがあります。
例えば、ドメイン名(@gmail.com と @gamil.com)の間違いや、一文字違いのメールアドレスを入力することが原因です。
誤ったアドレスが存在する場合、それが他人のものであれば、その人に確認メールや通知が届いてしまいます。
悪意ある第三者の利用
一部のケースでは、故意に他人のメールアドレスを使って登録する悪意のある行為が見られます。
こうした場合、攻撃者は他人のメールアドレスでアカウントを作成し、そのアドレスの持ち主がサービスにアクセスできないようにする、またはそのメールアドレスに迷惑メールや通知を大量に送ることを目的としている可能性があります。
この場合、メールアドレスの所有者が不快な思いをするだけでなく、セキュリティリスクも発生します。
メールアドレスの再利用
多くのメールサービスでは、一定期間使用されていないアカウントが削除され、そのメールアドレスが再利用されることがあります。
こうした再利用の結果、以前使われていたアドレスが新たに他人に割り当てられ、過去にそのメールアドレスで登録されたサービスの通知が新しい持ち主に届く可能性があります。
セキュリティの不備
最後に、サービス自体がセキュリティ対策を十分に講じていない場合も問題です。
例えば、メールアドレスの登録時に確認手続きが不十分だったり、二段階認証が導入されていなかったりすると、不正に他人のメールアドレスが使用されるリスクが高まります。
以上のように、他人が自分のメールアドレスを使用して登録する原因は、システムの確認不足、ユーザーの誤入力、悪意ある行為、メールアドレスの再利用など、複数の要因が絡んで発生します。
このような問題を防ぐためには、メールアドレスの厳密な確認とユーザーの注意が不可欠です。
他人が使用してるかどうか確認する方法は?
確認方法は、メールの発信源のウエブサイトに問い合わせるしかありません。
多くの場合、宣伝メールなどは発信専用メールアドレスから配信されており、来たメールに返信しても全く相手に届きません。
面倒ですが、自分で検索してウエブサイトを探して問い合わせ先を探します。
メールアドレスが載っていないことが多く、問い合わせフォームに入力して事実確認を問い合わせる場合が多いと思われます。
実際に確認のために問い合わせた結果
アソビュー!からのメールに問い合わせ先メールアドレスが記載されており、メールで事実関係を問いただしてみました。
その結果、赤の他人が勝手に自分のメールアドレスでアカウント登録をしていたことがわかりました。
一昔前の当時はアカウント登録にメール認証などの認証確認が行われておらず、このような登録が他人にもできてしまったようでした。
他人が自分のメールアドレスを使っている場合の対処方法は?
当該サイトにログインできるようなら、ログインしてアカウントの削除や利用の停止を手続きしてみましょう。
ログインできない場合は、当該ウエブサイトに確認が取れたら、アカウントの削除をお願いしてみましょう。
大抵の場合、断られると思います。
申し込みをした他人も当該サイトにとっては重要なお客様だからです。
アカウントにログインしようとしてもパスワードがわからないのでログインできません。
この場合、対処方法は追加情報を与えたりせずに、事態を静観することです。
実際に対処した事例
パスワードがわからず自分ではアカウントにログインできなかったので、アソビュー!に私のメールアドレスでのアカウント登録を解除してもらうようお願いしました。
答えはNoノーでした。
登録者はサービスを利用しており、利用実績のあるお客様のようでした。
一昔前の当時は事態を静観するしか対処方法はありませんでした。
今ではアカウントも削除され、予約確認メールが来ることも無くなりました。
ただ、当該サイトから宣伝メールは月イチ程度で届きます。
他人が自分のメールアドレスを使っている?他人が使用する方法とは?まとめ
「他人が自分のメールアドレスを使っている?」とお困りの方に確認方法や対処方法、また、他人が自分のメールアドレスを使用する方法についてご紹介してきました。
私が被害にあったのは一昔前ですが、いまだにこのような現象が発生し、被害にあわれている方がいらっしゃるようです。
他人が自分のメールアドレスを使っている?かどうかは当該サイトに確認するしかありません。対応もサイトによりまちまちで時間がかかることもあるかもしれません。
アカウントにログインできるようなら退会やアカウント停止の手続きをしましょう。
そうでない場合は、不用意にこちらの情報を追加で与えたりしないようにして、事態を静観することが今のところ唯一の解決方法です。
他人が自分のメールアドレスを使用する方法はよくありがちな簡単なものです。
同じような被害にあわれている方に参考になれば幸いです。
コメント