新海誠の新作は2025年?予想されるテーマは宇宙?

※アフィリエイト広告を利用しています

新海誠の次回作は2025年? 予想されるテーマは宇宙? バラエティ

※ネタバレを含みますのでご注意ください。

2024年4月5日の金曜ロードショーにて地上波初となる新海誠監督「すずめの戸締り」がノーカットで放送されました。

また、これに前後して全国で新海誠監督の作品がリバイバル上映されたり、これから行われる予定でもあります。

新作ごとに新たな感動を与えてくれる映画作りをしている新海誠監督が、どのような新作/次回作をつくろうとしているのか、新海誠監督の発言を素材として取り上げ、考察してみました。

大ヒットしたここ3作が、3年おきに上映されていることから、新作/次回作は2025年ころに上映されるのではないかと推測されるところです。

また、監督のこれまでの発言から新作/次回作の予想されるテーマは「宇宙」になるのか?という点についても考察したいと思います。

新作/次回作が2025年とすれば、もう来年ということになり、通常であれば今年2024年末に次回予告が公開されることになります。

予想されるテーマも宇宙以外にもいろいろと可能性について考察してみたいと思います。

2024/7/20追記

7/20新海誠監督「天気の子」再上映の舞台挨拶にて質疑応答(ティーチイン)中心のスペシャルトークショーが行われました。(グランドシネマサンシャイン池袋)

新作制作もがんばりますー!とのコメントがXに掲載されています。

続報がわかり次第、追記しますのでご注目ください。

新海誠の新作は2025年?

旧豊後森機関庫

最新作「すずめの戸締り」が2022年11月に公開されており、これまで3作品の制作期間と上映日を見てみるとおよそ3年ごとに公開されています。

となると、新作/次回作は2025年に公開されるのではないかと予想されるところです。

ただし、前3作が東宝との3作品制作契約であったことを考えると、3年ごとに3作、というしばりがあった可能性も高く、新作/次回作はその契約には含まれていないため、いつ上映されるかは新海誠監督しだい、とも言える状況です。

今までの作品と上映年代は?

新海誠監督のこれまでの作品を時系列で表にまとめました。

日本有数のアニメーション映画作家として地位を固めてゆく過程がよくわかります。

上映年作品名概要
1998年遠い世界1分28秒Webアニメ、会社員の傍ら自主制作。
2000年彼女と彼女の猫4分46秒、短編アニメーション、会社員の傍ら自主制作、2016年テレビアニメ化。
2002年2月ほしのこえ約25分、短編フルデジタルアニメーション、初小規模劇場公開 、1人でつくったことが話題となり注目を集める。
2004年11月雲のむこう、約束の場所91分、初長編アニメーション、招集スタッフによる通常の商業アニメ作品制作方法を採用。
2007年3月秒速5センチメートル63分、短編3本連作のオムニバス映画、単館上映ながら半年のロングランとなった。
2011年5月星を追う子ども116分、長編アニメーション、製作委員会方式を初採用、興行的には赤字となった。
2013年5月言の葉の庭46分、中編アニメーション、初めての恋愛系、劇場公開、地上波放送、ヒロインの雪野は次作に教師として登場する。東宝映像事業部配給。
2016年8月君の名は。107分、長編アニメーション、東宝配給、国内興行収入250億円超。彗星衝突という天災のもと男女が出会う恋愛系作品。主役2人は次回作に登場する。
2019年7月天気の子114分、長編アニメーション、東宝配給、国内興行収入142億円。大雨という異常気象に繋がるボーイミーツガール作品。
2022年11月すずめの戸締まり122分、長編アニメーション、東宝配給、国内興行収入143億円、大地震という天災のもと男女が出会う恋愛系作品。
amago製作「新海誠監督の作品公開履歴一覧表」

同じく、新海誠監督の作品の受賞履歴一覧をまとめました。

会社員時代の初回自主制作作品から受賞し、注目を集めて行く系譜がわかります。

上映年作品名受賞
1998年遠い世界eAT’98特別賞
2000年彼女と彼女の猫第12回CGアニメコンテスト グランプリ
2002年2月ほしのこえ第1回新世紀東京国際アニメフェア21公募部門 優秀賞
第7回アニメーション神戸 作品賞(パッケージ部門)
第6回文化庁メディア芸術祭 特別賞
第34回星雲賞 メディア部門 第8回AMD Award BestDirector賞他
2004年11月雲のむこう、約束の場所第59回毎日映画コンクールアニメーション 映画賞
カナダファンタジア映画祭 アニメーション映画部門 銀賞
第36回星雲賞アート部門 韓国SICAF2005長編映画部門 優秀賞
2007年3月秒速5センチメートルアジア太平洋映画祭 最優秀アニメーション映画賞
イタリアフューチャーフィルム映画祭 ランチア・プラチナグランプリ
2011年5月星を追う子ども第八回中国国際動漫節「金猴賞」 優秀賞
第34回アヌシー国際アニメーション映画祭長編コンペティション部門ラインナップ選出
2013年5月言の葉の庭カナダ・モントリオールファンタジア国際映画祭 今敏賞
同 劇場アニメーション部門 観客賞 第18回アニメーション神戸賞 作品賞・劇場部門 iTunes Store「iTunes Best of 2013“今年のベストアニメーション”」 選出
ドイツシュトゥットガルト国際アニメーション映画祭「ITFS」長編映画部門 最優秀賞
2016年8月君の名は。第49回シッチェス・カタロニア国際映画祭アニメ作品部門 最優秀長編作品賞
第60回BFIロンドン映画祭Official Competition ノミネート
第18回プチョン国際アニメーション映画祭長編コンペティション部門  優秀賞・観客賞
ニュータイプアニメアワード2015-2016 作品賞(劇場上映部門)1位
第42回ロサンゼルス映画批評家協会 長編アニメーション賞
第29回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 監督賞
VFX-JAPANアワード2017劇場公開アニメーション映画部門 最優秀賞
カートゥーンズ・オン・ザ・ベイ プルチネルラ賞2017 監督賞・脚本賞
2019年7月天気の子第13回アジア太平洋映画賞 最優秀アニメーション賞 受賞
第44回報知映画賞 アニメ作品賞 受賞
第43回日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞 受賞
2022年11月すずめの戸締まり第73回芸術選奨文部科学大臣賞
VFX-JAPANアワード2023 劇場公開アニメーション映画部門最優秀賞
amago製作「新海誠監督の作品受賞歴一覧表」

新作/次回作は今どういう状況?

3万人がリスニング/リプレイした、映画『すずめの戸締まり』地上波初放送記念スペースが2024年3月29日(金)23:10~24:42(1:32:54)X(旧Twitter)公式チャンネルにて放送されました。

同スペースにおける新海誠監督の発言です。

7分24秒ごろ、「花見を散歩して、あとは、新作と向き合ってはおります。一生懸命スタッフも集めて、少しずつスタッフも集結してきて新作をやっておりますが、まだ具体的には何もお話しできないので、首を長くしてといいますか、あの、その、寛容な気持ちでゆったりと待っていていただければ。」と話しています。

52分24秒ごろ、リスナーからの「次回作のテーマはもう決まっているのでしょうか?」という問いに対し、「テーマはもう決まっております。はい、あのー、物語ももうこまかいところは変わるでしょうけど、ある程度できています。これ以上はとても言えないですね。言ったら叱られそう。でもまあ、すずめとも全然違うし、君の名は。や天気とも全然違うし、全然違う映画になります。ゆっくり待っててください。」と答えています。

新作/次回作品の制作はスタッフも集まり、順調に進んでいると見て良いと思います。

予想されるテーマは宇宙?

東宝との契約の3作を作り終え、新しいステージへと進む意気込みが感じられます。

君の名は。や天気の子とは全然違う映画になる、と語られていますが、どのような映画になるのでしょうか。

今からとても楽しみです。

新作/次回作のテーマについて新海誠監督はどう発言している?

2022年11月17日、大阪市内で行われた劇場版アニメーション「すずめの戸締まり」の公開記念舞台あいさつに登場しました。

その際に、観客からの質問に答えるコーナーで、新作/次回作のテーマを聞かれた新海誠監督は次のように答えています。

  • 「違う世界に行かないと、と思っています。」
  • 「宇宙とか行けばいいですかね。ちょっと考えてみますね。」

さて、「宇宙」に関連する自然災害にはどのようなものがあるのでしょうか?

  • 細田守監督の「サマーウォーズ」に出てきたような衛星墜落事故?
  • 幸村誠漫画作品「プラネテス」に描かれているようなデブリ(衛星等から発生した宇宙ゴミ)による災害?

しかし、2023年3月8日(水)23:00の日本テレビのnews zeroで放送された「震災12年 新海誠監督 被災地を描く”覚悟”」の放送内容での発言には、

「次はメインで扱うものは災害じゃないんじゃないかという風には思います。でも分かんないんですよね。」

とあり、必ずしも新作/次回作も災害ものになるとは限らないとされています。

そして、2024年3月29日のX公式スペースにて、「テーマはもう決まっており制作も進んでいる」、とのことでしたので、監督による発表を辛抱強く待ちたいと思います。

新作/次回作の予想されるメインテーマは?

すずめの戸締りは2008年ごろから作り始めていたという新海誠監督のコメントがあるので、上映までに14年かかっています。

おそらく新作/次回作も幾つか作り始めている新作のうちの一つになるのではないかと思われます。

今までの3作とも自然災害を敵に見立てて主人公たちが活躍するドラマを描いてきているだけに、新作/次回作も何らかの自然災害をベースにストーリーを立てるのではないかと推測されます。

宇宙以外には「噴火」という災害をテーマにした映画ではないかとの記載もウエブ上にありました。

しかしながら、2023年3月8日の新海誠監督の発言に災害ものとは限らないかもしれないとのコメントがありますので、自然災害をテーマにしたものにはならない可能性もあります。

「ほしのこえ」では宇宙をテーマにしており、新作/次回作で再び宇宙がテーマとなる可能性もアリかとは思います。

災害ものにはならない可能性もありますが、過去3作品で共通している「ボーイミーツガール・恋愛」は継承されるのではないでしょうか?

スタジオジブリとはそこが違うところで、作風が確立されているとも思います。

新海誠の新作は2025年?予想されるテーマは宇宙?のまとめ

新海誠監督の「すずめの戸締り」の新作/次回作について考察し記事にしてみました。

新作/次回作が前作の3年後と想定すると2025年の上映ということになりますが、配給会社との契約がもう切れたため、次回作の上映は新海誠監督しだい、ということにもなります。

ただ、最近の新海誠監督の発言をみると、新作はすでにスタッフも集結しつつあり、制作は順調に進んでいる状態にあり、この10年間の制作ペースと同様の制作活動をしていることが想定されます。

新作/次回作の作品テーマについても2022年に「宇宙」への言及はありましたが、2023年の発言をみると「宇宙」への言及はなく、前3作品のように災害をテーマとはしないかもしれない、との言及があり、予測できない状況と言っても良いかもしれません。

新作/次回作の上映が2025年であれば、今年2024年の年末には上映予告の通知公開が行われることになります。

今後の新海誠監督の言動に注意して見守りたいと思います。

新海誠はジブリに似てる?作品への影響はある?
※ネタバレを含んでいますのでご注意ください。 新海誠監督は近作3作で現代日本を代表するアニメーション映画作家となりましたが、方や世界的にも評価の高い日本アニメ界の至宝スタジオジブリに似てるのでは、という指摘もちらほら見られます。 似てるとすれば、新海誠監督の作品自体へはどのくらい影響を与えているのでしょうか? この記事では新海誠監督作品がジブリに似てるかどうかについて考察し、作品への影響について具体的にポイントをあげて記載してみました。 新海誠監督とスタジオジブリとは、そもそもアニメ映画で表現しようとしている世界そのものが大きく違いますが、幅広い年代層から支持を受けて高い評価を得ている点では一致しているところです。 アニメスタジオやアニメ会社の出身者ではない新海誠氏がここまで名声を築き上げてきたのは日本アニメーション界では極めて異例とも言えますが、氏の並々ならぬ精神力と不断の努力で勝ち取ったものでもあるといえるでしょう。 そんな、新海誠監督が宮崎駿監督率いるスタジオジブリに似てるのかどうか、それは作品にどのように現れているのか、確認してみたいところです。

コメント